寒くなってくると鍋が食べたくなりますが、2026年は少し様子が違うようです。野菜たっぷりでヘルシーに、ではなく、肉、チーズ、背脂、ニンニクを思い切って入れる「背徳鍋」が今年のトレンド鍋に選ばれました。
タイトウタイムズのナッシーです。「背徳鍋」という名前だけでもかなり気になります。しかも調べてみると、上野には実際に「背徳痛風鍋」という名前のメニューまでありました。そもそもどんな鍋なのか、台東区で食べるならどこなのかをまとめます。
2026年の「トレンド鍋」は背徳鍋
「背徳鍋」は、ぐるなびが2026年の「トレンド鍋®」として9月30日に発表したものです。2009年から毎年選ばれていて、2025年はアロマ鍋が、2026年はかなりガッツリ系の「背徳鍋」になりました。
定義は、日頃気にしているカロリーや栄養バランスをいったん忘れ、肉やチーズ、大量のニンニクなど「ちょっと入れすぎでは?」と思うような食材まで詰め込んだ鍋。要するに、ご褒美感を思い切り楽しむ鍋です。
決まったスープや具材があるわけではありません。チーズ系、背脂ニンニク系、肉マシマシ系、濃厚な海鮮系など、方向は違っても「今日は気にせず食べる」という考え方が共通しています。
なぜ今「背徳」なの?3年で約8倍に増えていた
単に名前が面白いから選ばれたわけでもありません。ぐるなびのデータでは、飲食店のメニューなどで「背徳」という言葉が使われる件数は、2023年7月から2026年7月までの3年間で約8倍に増えています。
2025年7月との比較でも約2.3倍。さらに2026年5月の調査では、回答者の約53%が背徳グルメを「よく食べる」または「たまに食べる」と答えています。一時的なネタというより、食べ物のジャンルとして定着してきたようです。
毎日食べるのではなく、普段は節制しているからこそ「今日は気にしない」というメリハリもポイントです。チートデイに近い感覚と言われると、なるほどと思います。
背徳鍋には何を入れる?方向は大きく3つ
背徳鍋には正式なレシピがありません。そのため店によってかなり違いますが、2026年のトレンド鍋の定義や実際のメニューを見ると、大きく3方向に分けると分かりやすいです。
- 背脂・ニンニクを増したガツン系
- 肉やもつにチーズ・バターを重ねる濃厚系
- 牡蠣・白子・あん肝などを盛る贅沢海鮮系
つまり「背徳鍋」という一皿を探すというより、何で背徳したいかを選ぶ感じです。ニンニクなのか、チーズなのか、海鮮なのか。ここが普通の鍋トレンドと少し違うところです。
上野に本当にあった「背徳痛風鍋」
台東区で一番分かりやすかったのが、上野2丁目の「佐渡島へ渡れ 上野店」です。2026年のメニューには、そのものズバリ「背徳痛風鍋」が3,480円で掲載されています。
使われるのは牡蠣、白子、あん肝など濃厚な海の幸。さらに「背徳痛風鍋」をメインにした冬季限定コースもあり、あん肝をベースにした出汁へ牡蠣と白子を入れ、最後は佐渡米の雑炊で締める内容です。
肉や背脂のイメージとは少し違いますが、「普段なら一度にここまで食べない」という贅沢を鍋にまとめたタイプ。海鮮方向の背徳鍋を試すなら、台東区内ではかなり分かりやすい一軒です。
アメ横には「痛風鍋+バター」というさらに濃厚な鍋も
もう一つ上野で気になったのが、アメ横の「アメ横酒場 山賊海賊2号店」です。こちらには通常の「痛風鍋」に加えて「痛風鍋バター」があり、2026年9月更新のメニューではどちらも4,158円となっています。
痛風鍋だけでも濃厚なのに、そこへバター。店のメニュー説明にも「背徳感のある贅沢な味わい」とあります。2026年のトレンド鍋の考え方を、そのまま料理にしたような組み合わせです。
場所は上野6丁目、アメ横の中。JR上野駅不忍口から徒歩約4分、御徒町駅北口からなら約3分なので、上野や御徒町を使う人なら行きやすい場所です。
チーズ派なら上野駅前のもつ鍋もかなり背徳的
「海鮮より肉とチーズ」という人なら、木村屋本店 上野駅前店も候補になります。ただし、こちらは店側が「背徳鍋」と呼んでいるわけではありません。
現在のメニューには「クアトロ炙りチーズもつ鍋」が2,273円。ぷりぷりのもつに4種のチーズを組み合わせる鍋で、濃厚味噌もつ鍋なども選べます。肉+脂+チーズという意味では、背徳鍋の定義にかなり近い内容です。
上野駅前で食べられるというのも使いやすいところ。背徳鍋という言葉を聞いて「とにかくチーズが伸びる鍋が食べたい」と思ったなら、こういうタイプを選ぶのが分かりやすそうです。
浅草では「もつ鍋+にんにく背脂」で自分から背徳化できる
浅草にも面白い組み合わせがあります。笑笑 浅草駅前店の「醤もつ鍋」は、追加具材に「にんにく背脂」が用意されています。もつ鍋へ背脂とニンニクを足す。これはかなり分かりやすい組み合わせです。
もつ鍋は1人前1,307円、にんにく背脂は328円。さらに同店には「にんにく背脂!石焼G系ラーメンのあたま」というメニューもあります。店全体にガツン系の選択肢があるのが面白いところです。
ナッシー最初から背徳鍋を頼むのではなく、自分で背徳度を上げるパターンもあるんですね
台東区で選ぶなら「何で背徳したいか」で決める
台東区で探してみると、同じ背徳系でもかなり方向が違いました。牡蠣・白子・あん肝なら上野の背徳痛風鍋、そこへバターまで欲しいならアメ横、肉とチーズなら上野駅前、背脂ニンニクなら浅草です。
| 食べたい方向 | 台東区での候補 |
|---|---|
| 牡蠣・白子・あん肝 | 佐渡島へ渡れ 上野店 |
| 濃厚海鮮+バター | アメ横酒場 山賊海賊2号店 |
| もつ+チーズ | 木村屋本店 上野駅前店 |
| もつ+背脂+ニンニク | 笑笑 浅草駅前店 |
「背徳鍋」という名前だけで店を探すと選択肢はまだ少ないのですが、定義まで広げて見ると台東区にもかなりあります。今年は鍋を選ぶ基準が、味噌か醤油かではなく「どこまで背徳するか」になるのかもしれません。
2026年は「健康の反対」ではなく、たまのご褒美として楽しむ鍋
背徳鍋というと、体に悪いものを無理に食べるような響きもあります。でもトレンドの背景を見ると、毎日こうした食事をするという話ではなく、普段節制している人がたまの外食で思い切り楽しむという考え方です。
しかも鍋は何人かで分けて食べやすく、肉もチーズもニンニクも「追加」がしやすい料理です。背徳グルメと鍋は、考えてみるとかなり相性のいい組み合わせなのかもしれません。
2026年10月時点では、上野には「背徳痛風鍋」という直球のメニューまであります。鍋シーズンに台東区で何か変わったものを食べたいなら、今年は「背徳」という言葉をメニューで探してみるのも面白そうです。













