「お山開き」という言葉を見かけたとき、それが富士山の行事なのか、台東区内の神社の話なのか、ぴんとこない方は多いと思います。浅草周辺で初夏の予定を立てようとしている場面で出てきやすい言葉なのに、どこで何が行われるのかが少し分かりにくいですよね。
『タイトウタイムズ』エリア担当ライターのハルです。このあたりの道をよく通っているので、まずは場所と時期の見方から整理しておきます。
台東区で「お山開き」という言葉を見かけたときに、どの神社の話なのか、いつごろ確認すればよいのか、現地では何に気をつけるとよいのかを見ていきます。
「お山開き」が台東区で指す行事とは
「お山開き」は、富士山の登山シーズン開始にあわせた行事を指す言葉です。全国の浅間神社や富士塚がある神社でも、富士信仰に関わる行事として行われてきました。
台東区でこの言葉を目にする場合は、浅草周辺や入谷周辺の神社に関する案内として使われていることがあります。富士山そのものに登る行事ではなく、地元の神社で行われる参拝行事として見ておくと、予定を立てるときに混乱しにくくなります。
特に、台東区の観光情報で「お山開き」として紹介されているものは、小野照崎神社の行事として出てくることが多いです。浅草富士浅間神社の例大祭や植木市とあわせて、どの行事の話なのかを確認しておくと安心です。
台東区内の富士塚と関係する神社
台東区でお山開きと結びつきやすい場所は、主に二か所あります。いずれも富士信仰と関わりのある神社です。
- 浅草富士浅間神社
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台東区浅草5-3-2にある神社です。浅草神社の兼務社で、浅草の「お富士さん」として親しまれています。富士塚の建立時期など詳しい情報は、現地掲示や公式情報で確認しておくと安心です。なお、こちらは浅草神社の兼務社となっているため、公式サイトは浅草神社のものを確認する流れになります。
- 小野照崎神社(台東区入谷)
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境内にある富士塚「下谷坂本の富士塚」は、国の重要有形民俗文化財に指定されています。天明2年(1782年)に築かれたとされる、台東区内でもよく知られた富士塚です。
二か所は場所も歴史も異なります。どちらに行くかは、時期と目的によって変わります。いきなり両方をはしごしようとすると、時間の読み違いが起きやすいので注意が必要です。

お山開きが話題になりやすい時期の目安
富士山の山開きは、現在は7月1日が一つの基準になっています。台東区内の神社のお山開きや関連行事も、その前後の6月下旬から7月上旬にかけて話題になりやすいです。
- 浅草富士浅間神社のお山開き:7月1日
- 植木市(縁日):5月・6月の最終土日の計4日間
- 小野照崎神社のお山開き:例年6月30日・7月1日
ただし、開門時間や当日の案内は年によって変わることがあります。出かける前に、各神社の公式サイト・公式note・公式Instagram・境内掲示で、その年の日程を確認してから向かうのが安心です。


富士信仰と富士塚が結びついた背景
江戸時代、富士山への参拝は庶民にとって簡単なことではありませんでした。そこで「富士講」という信仰グループが各地に結成され、地元に浅間神社や富士塚を設けて参拝する習慣が広まりました。
富士塚に登ることで、富士山を登拝したのと同じご利益があるとされてきました。その信仰の名残が、現在のお山開きという行事につながっています。
参拝行事として見るときの基本的な流れ
お山開きは宗教行事です。祭典の様子を見学できる場合もありますが、進行の妨げになる動きは避けたいところです。
小野照崎神社では、開山式の後に一般の方が登拝できる時間が案内される年があります。当年の案内を確認してから向かいましょう。
参拝者が集中しやすい時間帯があります。予定を詰めすぎず、少し余裕を持って動く方が無理がありません。
富士塚内は、撮影や立入りに制限がある場合があります。掲示を確認してから動くのが基本です。

混雑しやすい時間帯と動き方の目安
小野照崎神社のお山開きでは、7月1日の朝から参拝者が集まりやすいとされています。わたしのように、並ぶ時間が長くなると次の予定を決めにくくなる方は、初日の午後以降や、2日目の早めの時間を候補にすると動きやすいかもしれません。
浅草富士浅間神社の植木市は、5月・6月の最終土日に行われる縁日です。柳通り周辺に露店が並ぶ年もあり、週末の昼以降は人出が増えやすいです。ゆっくり見たい方は、午前中の早めに動くと見やすそうです。

暑さと足元への備えを忘れずに
6月下旬から7月上旬は、蒸し暑い日が続きやすい時期です。境内の富士塚は小高い丘状になっており、足元に凹凸がある場所もあります。
歩きやすい靴で行くことと、水分の準備は忘れないようにしておきたいところです。行列があると、立ったまま待つ場面も出てきます。
ハル足元に凹凸がある場所もあるので、サンダルより歩きやすい靴の方が安心です
周辺の交通と駅からの行き方の目安
浅草富士浅間神社は、東京メトロ銀座線・東武スカイツリーライン浅草駅から徒歩10分前後の場所にあります。浅草寺の仲見世通りをそのまま進む方向とは少し違うため、初めての方は地図を見ながら向かうのが安心です。
小野照崎神社は、東京メトロ日比谷線入谷駅から徒歩数分の場所です。植木市の4日間や、お山開きの2日間は周辺の人通りが増えることがあります。徒歩分数は出発口によって変わるので、当日は地図アプリでも確認しておくと迷いにくいです。
写真撮影と見学で気をつけたい点
見落としやすいのが、富士塚の登拝エリア内での撮影ルールです。神事の進行中は、カメラを向ける前に周囲の様子や掲示を確認する方が無難です。
境内への入場制限や一方通行の案内が出る場合もあります。混雑時は、掲示や誘導に従って動くと迷わず動きやすくなります。
公式情報で行く前に確認したいこと
行事の内容、日程、参拝時間は年によって変わる可能性があります。SNSや過去記事だけで判断するのではなく、各神社の公式情報や掲示を直前に確認しておくと安心です。
| 確認先 | 内容 |
|---|---|
| 浅草神社公式サイト | 浅草富士浅間神社の例大祭・植木市の情報 |
| 小野照崎神社公式note | お山開きの日程・開門時間・当日の案内 |
| 台東区観光ナビ(TAITOおでかけナビ) | アクセス・基本情報の確認 |
| 各神社の公式Instagram | 直前の変更や当日の案内 |
問い合わせが必要な場合は、浅草神社や各神社の公式情報に掲載されている連絡先を確認してから連絡すると安心です。電話番号は変更される可能性もあるため、過去記事だけで判断しないようにしましょう。





昨年度の小野照崎神社は、午前10時より開山式、午後4時より大祓式斎行、両日共午前10時より午後8時でした
初めて行く方に伝えておきたいこと
この時期に予定を組む前に、まず今年の日程を神社の公式情報で確認してみてください。お山開きは年2日間だけという行事もあるため、日付を取り違えると空振りになってしまいます。公式サイトや公式note、公式Instagramをブックマークしておくだけでも、直前の確認が楽になります。
わたし自身、このあたりを歩いていて初夏の境内の雰囲気が変わっているのを見かけたとき、後で調べてみると行事の日だったということが何度かありました。そういう経験からも、時期だけでなく「今年はいつか」を早めに見ておく方が使いやすいなと感じています。
地域の季節行事は、無理に全部回らなくていいと思います。公式情報で日程を一つ確認して、行ける日に一か所だけ立ち寄ってみる。そのくらいの気軽さで動くと、初めてでも予定に入れやすくなります。













