東武スカイツリーラインに乗っていたら、どこかで見たような赤と白の電車が来た、という方もいるかもしれません。あれは気のせいではなく、近鉄の標準色をイメージしたラッピングをまとった東武の車両です。
『タイトウタイムズ』のエリア担当ライター、ハルです。平日の朝に浅草のあたりを通ることが多いので、この車両はわたしも気になっていました。どの路線で見られるのか、浅草駅でも出会える可能性があるのかを整理してみました。
この記事では、なぜ東武に近鉄カラーの車両が走っているのか、どの路線で見られるのか、近鉄側の車両はどうなっているのかを順番に見ていきます。
東武に近鉄カラーが登場した背景
東武鉄道と近畿日本鉄道は、2024年4月から営業連携を進めています。関東と関西、それぞれの沿線の知名度向上や相互誘客を目的とした取り組みです。
今回のラッピング車両は、その連携の一つとして行われているものです。両社で長年親しまれている車両の外装デザインを“相互交換”する形で、東武側では近鉄標準色風、近鉄側では東武8000系風の車両が走っています。
どんな車両が走っているのか
近鉄標準色風になった東武の車両は、10030型の11267編成です。2両編成で、近鉄の一般車両で長く使われてきたマルーンレッドとシルキーホワイトのツートンカラーをイメージしたラッピングが施されています。
側面には「近鉄で奈良・伊勢志摩へ」というコピーも入っています。東武沿線を走りながら、近鉄沿線の観光地をPRしている車両です。
どの路線で見られるのか
東武側の近鉄標準色風ラッピング電車は、2026年4月20日以降、当面の間運行される予定です。公式発表では、浅草を起点にする区間を含めて、次の路線が運行区間として案内されています。
- 東武スカイツリーライン(浅草〜東武動物公園)
- 伊勢崎線(東武動物公園〜館林)
- 日光線(東武動物公園〜南栗橋)
浅草だけでなく、埼玉県内や館林・南栗橋方面でも見かける可能性があります。ただし、日によって走る列車は変わるため、対象区間に行けば必ず見られるというものではありません。
2両編成なので遭遇率はそれほど高くなさそう
ここで少し立ち止まりたいのですが、この車両は2両編成です。実際の運用では、別の編成と連結して走ることがあるため、見かけるときは編成の端に付いている形になる場合があります。

狙って乗ろうとすると、少し難しい車両かもしれません
鉄道の運用は日によって変わります。公式発表では運行開始日や運行区間は案内されていますが、毎日の詳しい運用スケジュールが固定的に公開されているわけではありません。浅草駅のホームで出会えたらラッキー、くらいの感覚で見るのがちょうどよさそうです。
近鉄側では東武カラーの車両が走っている
近鉄のほうでも、東武の通勤型車両「8000系」風のラッピングを施した電車が、2026年1月22日から当面の間運行されています。対象は近鉄1252系の2両1編成で、奈良線・京都線・橿原線・天理線などで走ると案内されています。
車内広告などでは、日光や鬼怒川温泉など東武沿線の観光地も紹介されています。関西の路線を利用する機会があれば、向こうでも今回のコラボ車両に出会えるかもしれません。
両社の路線と観光地を並べて見ると
今回のコラボは、東武沿線と近鉄沿線の観光地を互いにPRし合う形です。
- 東武がPRする観光地
-
日光・鬼怒川温泉(近鉄側の車両や車内PRで紹介)
- 近鉄がPRする観光地
-
奈良・伊勢志摩(東武側の車両に記載)
浅草を起点に日光や鬼怒川へ行けるのが東武、大阪・名古屋方面から奈良や伊勢志摩へ伸びるのが近鉄です。どちらも沿線に観光地を抱えていることが、今回の連携の分かりやすい接点になっています。
浅草駅で見かける可能性がある場所
東武スカイツリーラインの浅草駅は、隅田川沿いにある終着駅です。列車が折り返す駅なので、停車中の車両を見かける機会はあります。ただし、ホームの混雑状況や列車の停車時間によって見やすさは変わります。
雷門の正面から少し歩いた場所にある、東武スカイツリーラインの始発・終着駅です。
近鉄標準色風の車両は2両編成です。連結されて走る場合は、編成の端に付いていることがあります。
運用は日によって変わります。長時間待つより、浅草駅を利用するついでに見られたら楽しい、くらいの距離感がよさそうです。
運行状況の公式確認先はどこか
東武鉄道の公式サイトやニュースリリースでは、運行開始日、対象車両、運行区間が発表されています。ただし、日別の運用は変わるため、目当てにする場合は公式SNSや駅での案内を確認する形になります。
| 確認先 | 内容 |
|---|---|
| 東武鉄道公式サイト | ラッピング車両の運行発表・ニュースリリース |
| 東武公式SNS | 関連投稿やキャンペーン告知 |
| 駅の案内 | 当日の運行状況やホームでの案内 |


浅草を通るなら一度ホームをのぞいてみて
近鉄標準色風の東武車両は、浅草を起点にする区間でも見かける可能性があります。浅草駅を利用する用事があるときに、ホームで停車中の列車の端まで目を向けてみると、出会えるかもしれません。
わたしも浅草のあたりはよく通りますが、こういう限定感のある車両は、ふと見かけたときのほうが印象に残りますね。狙って行くより、通りがかりに見つけるほうが楽しいかもしれません。
写真を撮る場合は、ホーム上で立ち止まりすぎず、周りの通行や駅係員の案内に気をつけたいところです。東武スカイツリーラインを使う機会がある方は、次に浅草駅を通るとき、ホームに入ってくる編成の端に目を向けてみてください。
※アイキャッチ画像はイメージです。












