上野動物園に行くたび、正門を入ってすぐのあの建物が気になっている人もいるのではないでしょうか。パンダがいなくなったあとも残っていた東園の旧パンダ舎で、解体工事が予定されています。
地域情報メディア『タイトウタイムズ』でエリア担当をしているハルです。台東区在住だとこの知らせは感慨深い気がしますね。
という事で、旧パンダ舎の工事期間や跡地の計画、今のうちに見ておけるものを順番に整理します。
旧パンダ舎の解体がいよいよ始まる
上野動物園の東園にある旧パンダ舎で、解体工事が進められる予定です。約40年間使われた建物が姿を消すことになります。
1988年に完成したこのパンダ舎には、フェイフェイからシャンシャンまで、これまで計10頭のパンダが暮らしていました。園に行ったことがある人なら、竹林をイメージしたエントランスを覚えているかもしれません。

工事の期間と発注の中身
工事は「上野動物園正門前広場周辺再整備準備工事」として発注され、履行期間は契約確定日の翌日から2027年2月5日までとされています。
解体の対象は旧パンダ舎の本体だけでなく、旧放飼場や観覧通路、旧機械室、旧竹庫までを含みます。工事が進むと、囲いで覆われて建物が見えにくくなる可能性があります。
期間や工事の進み方は、天候や現場の状況で変わることがあります。公開後に状況が変わる可能性もあるため、上野動物園や東京都の公式情報を確認しておくと安心です。
残るものと解体されるもの
屋外放飼場のやぐらやハンモックは解体される予定です。樹木は、解体工事に影響がないものについては、その場に残す方針とされています。
石造りの通称「逆立ちパンダ」は保存される予定で、タイル製の5頭のパンダは解体される見通しです。逆立ちパンダをどこで、どのように保存するかは、まだ決まっていません。
- 逆立ちパンダ
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石造りの像で、保存される予定です。保存方法や設置場所は未定です。
- 屋外の樹木
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工事に影響がないものは残す方針です。一方、搬入路の支障になる木は、移植や伐採の対象になる予定です。

跡地には動物園ホールが計画か?
旧パンダ舎の跡地には、動物園ホールの建設が計画されています。かつて西園にあったホールは、耐震化の関係で2014年に閉鎖されたあと解体され、園内にホールがない状態が続いていました。
正門を入ってすぐの場所なので、完成すればイベントや展示の場として利用しやすそうです。詳しい規模や完成時期については、今後の発表を待つことになります。
パンダの舞台は西園へ
2020年に西園で「パンダのもり」が新設されてから、パンダ飼育の中心は東園から西園へ移りました。シャンシャンが2023年に中国へ渡ったあと、東園の旧パンダ舎は立入禁止となり、基本的には最後に過ごした状態のまま残されてきたとされています。
2026年1月には双子のシャオシャオとレイレイも中国へ渡りました。2026年7月時点では、日本国内で飼育されているジャイアントパンダはいません。西園では現在、パンダがいたエリアを電動小型カート「ハシビロカート」で一周できます。

ハシビロカートは当日のウェブ申込が必要
ハシビロカートに乗るには、先着制のウェブ整理券が必要です。日程前に予約する方式ではなく、運行当日に受付が始まります。
2026年7月時点では、子ども連れ専用の「ハシビロカート for Kids」は当日11時30分、通常枠は当日12時30分から受付が始まります。定員に達すると受付が終了するため、乗りたい場合は受付開始時刻と申込方法を公式ページで確認しておくと迷いにくいです。
- 西園の「パンダのもり」を約4分で一周する
- 歴史を紹介するパネルや、飼育施設の裏手を見られる
- 乗車には運行当日のウェブ申込による整理券が必要

今のうちに見ておきたい場所
工事が進むと、旧パンダ舎の周辺は囲いに覆われ、見える範囲が少なくなる可能性があります。上野動物園に入園する予定があるなら、正門付近の現地案内とあわせて様子を見ておくとよさそうです。
竹林をイメージしたエントランスや、タイル製の5頭のパンダも、立入可能な場所から見える場合があります。ただし、見学できる範囲は工事の進み方によって変わるため、囲いや案内表示を越えて近づかないようにしてください。
ハル見える範囲だけでも、パンダ舎だった頃の雰囲気が残っています
確認しておきたい公式情報
工事の進み方や見学できる範囲、ハシビロカートの運行方法は変わることがあります。出かける前に、上野動物園の公式サイトで最新情報を確認しておくと迷いにくいです。
工事に伴う通行止めや、見学できる範囲について案内が出る可能性があります。
乗りたい日には、当日の受付開始時刻、対象者、空き状況を公式ページで確認します。
次に上野動物園へ行くときに
旧パンダ舎は動物園の中にあるため、近くを通るだけでは様子を確認できません。上野動物園に入園する予定があるときに、正門周辺の案内を見ながら立ち寄るのが無理のない見方です。
わたし自身も、あの竹林のエントランスを見るたびに、次に訪れるときはもう囲いの中かもしれないと思うようになりました。
旧パンダ舎だけを目的に急ぐというより、いつもの園内見学の途中で、見える範囲を確かめておくくらいがよさそうです。出かける前には、開園日と工事に伴う案内を公式サイトで確認してみてください。














