科博でpHの研究展示が始まったと聞いても、特別展の券が必要なのか、専門知識がなくても見られるのかが分からないと立ち寄りにくいものです。
地域情報メディア『タイトウタイムズ』のエリア担当ライター、ハルです。今回は国立科学博物館のpH応答研究について、会期、展示場所、pHの意味、有孔虫と魚の展示、料金を紹介します。
国立科学博物館でpH応答研究を展示
国立科学博物館では、生命活動を支える「pH応答」の研究紹介を行っています。研究が完了してから成果を並べる展示ではなく、現在進んでいる研究を伝える内容です。
細胞内のpHは一定という従来の考えを見直し、生物がpHの変化を感じ、生命活動に利用する仕組みを探ります。研究途中だからこそ見られる展示。
- 会期は2026年10月18日まで
- 会場は上野本館の地球館地下2階
- 有孔虫の実物標本と模型を展示
- 研究者による解説映像も放映
展示は七月三十日から十月十八日まで
研究紹介の会期は、2026年7月30日から10月18日までです。夏休みだけの展示ではなく、秋まで見る機会があります。
ただし、月曜日を中心に休館日があります。祝日との関係や特別展の開催状況で変わる場合もあるため、出かける日は開館カレンダーまで見ると安心です。

会場は地球館地下二階の展示区画
会場は地球館地下2階のディスカバリーポケットです。日本館ではないため、入館後は地球館へ進み、地下2階を目指します。
国立科学博物館は建物も展示室も広く、入口に着いてから探すと時間がかかります。わたしなら地球館地下2階だけでも覚えてから向かいます。
ハル地球館の地下二階まで覚えておきたいです
pHは酸性とアルカリ性を示す尺度
pHは、液体が酸性かアルカリ性かを表す尺度です。一般に0から14までの数字で示され、7が中性、7より小さいと酸性、7より大きいとアルカリ性になります。
今回の研究では、環境のpHだけでなく、細胞の中で起こる小さな変化にも注目します。生物が変化に耐えるだけでなく、自ら利用する可能性を調べる研究です。


有孔虫の標本と拡大模型を見られる
展示の中心となる生物の一つが、沖縄などの海に生息する有孔虫です。星の砂として知られる単細胞生物で、炭酸カルシウムの殻を作ります。
実物は数ミリほどですが、会場には標本と3D拡大模型があります。小さな実物と拡大した姿を比べられるため、形を想像するだけで終わりません。
| 展示物 | 会場で見られる内容 |
|---|---|
| 有孔虫の実物標本 | 研究に使われる数ミリの生物 |
| 有孔虫の3D模型 | 殻や全体の形を拡大して観察 |
| 魚の休眠胚 | 発生を止めて乾季を越す仕組み |
| 解説映像 | 研究者が内容と面白さを説明 |


キリフィッシュの休眠胚も展示される
もう一つ紹介されるのが、アフリカ原産のターコイズキリフィッシュです。この魚は乾季を生き延びるため、胚の発生を一時的に止める能力を持ちます。
この状態は発生休眠と呼ばれます。展示では休眠胚を見ながら、細胞内のpHを含む環境変化が、発生を止める仕組みにどう関わるのかを知れます。
研究者の映像で研究の狙いを知る
標本と模型だけでなく、研究に参加する研究者の解説映像も放映されます。パネルの専門用語で止まったときに、研究の入口をつかみやすい内容です。
研究対象は有孔虫や魚に限りません。サンゴ、イネ、がん細胞など、多様な生物と生命現象からpHの役割を調べています。
- pHストレス応答
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pHの変化を感じ取り、適応する仕組みです。
- pHシグナル
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pHの変化を生命活動の調節に使う仕組みです。
- 可視化技術
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体内の小さなpH変化を観察する技術です。
常設展の入館料で研究展示を見られる
研究紹介だけの特別料金は案内されていません。上野本館へ常設展の入館料で入り、地球館地下2階へ向かう形です。
一般と大学生は630円で、高校生以下と65歳以上は無料です。開館時間は通常9時から17時までで、最終入館は16時30分となっています。
出かける日の開館時間と休館日を見ます。
通常の常設展入館口から館内へ進みます。
ディスカバリーポケットを目指します。
今日科博の開館日を予定表に入れる
今日できるのは、10月18日までの予定から一日を選び、国立科学博物館の開館日と重なっているかを見ることです。
わたしは科博へ行くと常設展示を広く回りたくなりますが、今回は地球館地下2階を最初の目的地にすると迷いにくそうです。
日付を一つ決めたら、開館カレンダーを見て予定表へ入れてみてください。数ミリの生物から生命の仕組みを考える時間を、上野で楽しめたらうれしいです。













