2026年6月23日、FIFAワールドカップ北中米大会のグループリーグも大詰めに向かってきています。日本の視聴者の皆様もも26日のスウェーデン戦をドキドキしながら待ち焦がれているのではないでしょうか。
『タイトウタイムズ』のライター、ナッシーです。幾つかW杯関連の記事を投稿しましたが、この後どうなっているのか、特に何位で通過すると何処と当たるのかがわからないと思い、急いで調べて見ました。
ポイント

決勝トーナメント・ラウンド32の組み合わせ
今大会から参加国が48か国に拡大し、決勝トーナメントは「ラウンド32(32強)」からスタートします。グループFはグループCと対になっており、日本が1位または2位で通過した場合、初戦の相手は必ずグループCのいずれかのチームになります。
| グループF(日本) | 対戦 | グループC |
|---|---|---|
| F組 1位 | vs | モロッコ |
| F組 2位 | vs | ブラジル |
今大会の新方式として、各グループ3位のうち成績上位8か国もラウンド32に進めます。日本が3位になった場合は、グループC以外の組の1位と対戦することになります(後述)。
F組・日本の現状と第3節の条件
第2節終了時点のグループFの順位です。
| グループF | 試合数 | 勝 | 分 | 負 | 得点 | 失点 | 得失点差 | 勝点 |
| オランダ | 2 | 1 | 1 | 0 | 7 | 3 | +4 | 4 |
| 日本 | 2 | 1 | 1 | 0 | 6 | 2 | +4 | 4 |
| スウェーデン | 2 | 1 | 0 | 1 | 6 | 6 | 0 | 3 |
| チュニジア | 2 | 0 | 0 | 2 | 1 | 9 | -8 | 0 |
勝点・得失点差はオランダと日本で並んでいますが、総得点でオランダが7・日本が6と1点差があります。オランダがチュニジアに勝つ前提でのスウェーデン戦の結果別シナリオは次の通りです。
| スウェーデン戦の結果 | F組の順位 | 決勝トーナメントの相手 |
|---|---|---|
| 日本が勝ち、総得点でオランダを上回った場合 | 1位通過 | モロッコ |
| 日本が勝ち、総得点でオランダに及ばなかった場合 | 2位通過 | ブラジル |
| 日本が引き分けた場合 | 2位通過 | ブラジル |
| 日本が負けた場合 | 3位(3位通過8枠争いへ) | A・B・D・E・I組のいずれかの1位 |
日本vsスウェーデンは6月26日(金)8時キックオフ、会場はダラス(AT&Tスタジアム)です。チュニジアvsオランダも同日同時刻にカンザスシティで行われます。
日本が3位になった場合について
今大会は全12グループの3位チーム12か国のうち、成績上位8か国が決勝トーナメントに進める新方式です。3位チーム間の比較基準は①勝点→②得失点差→③総得点→④フェアプレーポイント→⑤最新FIFAランキングの順です。
日本がスウェーデンに負けた場合、勝点は4(1勝1分1敗)のまま3位となります。過去の同方式大会のデータでは、勝点4で得失点差がプラスであればほぼ突破圏内とされています。
3位通過した場合の対戦相手は、全部で495通りのパターンが存在します。F組3位の場合、対戦相手の候補はA・B・D・E・I組のいずれかの1位に絞られます。確率的に最も多いのはI組1位との対戦で、全パターンの約83.6%に当たります。対戦相手の確定は、全グループの第3節が終了するまで待つことになります。
C組の最新順位と第3節の組み合わせ
日本が1位または2位で通過した場合、対戦相手が居るグループCの順位です。
| グループC | 試合数 | 勝 | 分 | 負 | 得点 | 失点 | 得失点差 | FIFAランキング | 勝点 |
| ブラジル | 3 | 2 | 1 | 0 | 7 | 1 | +6 | 5位 | 7 |
| モロッコ | 3 | 2 | 1 | 0 | 6 | 3 | +3 | 7位 | 7 |
| スコットランド | 3 | 1 | 0 | 2 | 1 | 4 | -3 | 42位 | 3 |
| ハイチ | 3 | 0 | 0 | 3 | 2 | 8 | -6 | 83位 | 0 |
C組1位はブラジル。やはりブラジルは強い。2位はモロッコです。
日本対ブラジル・モロッコの過去の対戦成績
| 対戦相手 | FIFAランキング | 通算成績(日本目線) | 直近の対戦 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| ブラジル | 5位 | 1勝2分11敗(6得点37失点) | 2025年10月 日本 3–2 ブラジル(親善試合) | 2025年10月に歴史的初勝利 |
| モロッコ | 7位 | 対戦記録なし | – | 国際Aマッチ対戦歴なし |
ブラジルとは長年0勝が続いていましたが、2025年10月の親善試合で日本が3対2で逆転勝利し初めてブラジルを破る歴史的な一勝を刻んでいます。モロッコとは国際Aマッチで一度も対戦したことがなく、データ上の手がかりがない初顔合わせとなります。
I組の最新順位と第3節・日本との対戦成績
日本が3位通過した場合、最も対戦確率が高い(約83.6%)のがグループI1位です。第2節終了時点の順位です。
| グループI | 試合数 | 勝 | 分 | 負 | 得点 | 失点 | 得失点差 | FIFAランキング | 勝点 |
| フランス | 2 | 2 | 0 | 0 | 6 | 1 | +5 | 2位 | 6 |
| ノルウェー | 2 | 2 | 0 | 0 | 7 | 3 | +4 | 31位 | 6 |
| セネガル | 2 | 0 | 0 | 2 | 3 | 6 | -3 | 14位 | 0 |
| イラク | 2 | 0 | 0 | 2 | 1 | 7 | -6 | 60位 | 0 |
フランスとノルウェーがともに2連勝・勝点6で並んでいます。I組の第3節はフランスvsノルウェーの直接対決が実現し、1位争いは最終節で決まります。
| 日時(日本時間) | 対戦 | 会場 |
|---|---|---|
| 6月27日(土)4:00 | ノルウェー vs フランス(1位決定の直接対決) | ボストン(アメリカ) |
| 6月27日(土)4:00 | セネガル vs イラク | トロント(カナダ) |
日本との過去の対戦成績は以下の通りです。
| 対戦相手 | FIFAランキング | 通算成績(日本目線) | 直近の対戦 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| フランス | 2位 | 1勝1分4敗 | 2013年 日本 1–0 フランス(親善試合・サンドニ) | 国際Aマッチ6試合。W杯での対戦はなし |
| ノルウェー | 31位 | 0勝0分1敗 | 1998年W杯 日本 0–1 ノルウェー(グループステージ) | 対戦は1998年W杯の1試合のみ |
ナッシーフランスはノルウェーと引き分け以上で1位突破となります
ハーランドとはどんな選手か
現在のノルウェーを語る上で欠かせないのが、エースストライカーのアーリング・ハーランド(25歳)です。身長195cm・体重88kgという恵まれた体格と爆発的なスピードを持つ純粋なゴールゲッターで、「現代サッカー最高のストライカーの一人」と称されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| フルネーム | アーリング・ブラウト・ハーランド |
| 生年月日 | 2000年7月21日(25歳) |
| 国籍 | ノルウェー |
| ポジション | FW(センターフォワード) |
| 所属クラブ | マンチェスター・シティ(イングランド) |
| 身長 / 体重 | 195cm / 88kg |
2019年のFIFA U-20ワールドカップではホンジュラス戦で1試合9ゴールという国際大会史上最多ゴールという離れ業を達成。マンチェスター・シティ移籍後の2022-23シーズンにはプレミアリーグ史上最多となるシーズン36ゴールを記録し、プレミアリーグ通算100ゴールをわずか111試合で達成するなど記録を塗り替え続けています。
今大会のW杯欧州予選でも8試合16ゴールを挙げてノルウェーを初出場に導きました。今大会のグループステージでは2試合で4ゴールと本領を発揮しており、日本が3位通過でノルウェーと当たった場合、このハーランドをどう封じるかが最大の焦点となります。
日本は何位通過がベストなのか――専門家・ファンの意見をまとめた
スウェーデン戦を前に、日本代表サポーターの間で大きな話題になっているのが「1位通過と2位通過、どちらが有利か?」という問いです。対戦相手が変わるだけでなく、キックオフの時刻・会場・移動距離まで変わるだけに、戦略・生活・応援スタイルまで含めた多角的な議論が起きています。
■ まず整理:1位・2位・3位で何が変わる?
| 1位通過 | 2位通過 | 3位通過 | |
|---|---|---|---|
| ラウンド32の相手 | モロッコ | ブラジル | A・B・D・E・I組のいずれかの1位 |
| ラウンド32の会場 | モンテレイ(メキシコ) | ヒューストン(アメリカ) | ニューヨーク(アメリカ)※ |
| キックオフ(日本時間) | 6月30日(月)10:00 | 6月30日(月)2:00 | 7月1日(水) 6:00のいずれか |
| 第3戦会場からの移動距離 | ダラス→モンテレイ 約840km(飛行機1.5〜2時間) | ダラス→ヒューストン 約370km(飛行機約1時間) | ダラス→ニューヨーク 約2,500km(飛行機約4時間)※ |
※相手がI組1位とした場合の会場、キックオフ、移動距離
■ 1位通過派の意見:モロッコの方がチャンスあり
1位通過の場合、対戦相手はモロッコ(FIFAランキング7位)です。
元日本代表MFの稲本潤一氏は6月22日の報道ステーションに出演し、「どっちも嫌」としながらも「ブラジルとは昨年10月の親善試合で勝った経験があるのでメンタル的に大きい。あえて言えばモロッコの方が嫌」とコメント。経験値でブラジルへの警戒が薄れているという興味深い見方を示しました。
元日本代表DFの田中マルクス闘莉王氏も同じく解説で「モロッコはやりにくい」と断言。守備組織の強固なモロッコよりも、ブラジルの方が日本のスタイルで戦いやすいと主張しました。2022年のカタールW杯でモロッコが欧州強豪を次々と撃破した実績を根拠に、「組織的な守備が堅いチームは日本には難しい」という見立てです。
モロッコのメディアも「1位通過でも地獄だ」と日本側からの危機感を伝えており、強豪対決への注目を示しています。1位通過派の論拠は「ブラジルの方が心理的に戦いやすい」という点に集約されています。
■ 2位通過派の意見:ブラジルの方が分析できる
2位通過の場合、対戦相手はブラジル(FIFAランキング5位)です。
ネット上では「ブラジルには去年勝った」「モロッコとは対戦データがゼロ」という意見が目立ちます。日本はブラジルの戦術・選手を十分に分析できるのに対し、モロッコは過去に一度も国際Aマッチで対戦したことがなく、「データがない相手は怖い」という論理です。
■ 会場・移動距離の視点:1位通過の方が選手に優しい
戦略面に加えて、チームの移動負担という観点でも1位通過が有利とされています。
日本のグループステージ第3節(スウェーデン戦)はダラス開催です。そこからラウンド32に移動する距離は、1位通過と2位通過で大きく異なります。
| 通過順位 | ラウンド32の会場 | ダラスからの移動距離 | 所要時間(飛行機) |
|---|---|---|---|
| 1位通過 | モンテレイ(メキシコ) | 約840km | 約1.5〜2時間 |
| 2位通過 | ヒューストン(アメリカ) | 約370km | 約1時間 |
一見すると2位通過のヒューストンの方が移動が少なく楽に見えます。しかしラウンド16以降の移動ルートを見ると、2位通過の方が全米を横断する過酷なスケジュールになりやすいことがわかります。1位通過ならモンテレイ→ヒューストン→ボストン→ダラス(準決勝)とある程度まとまった動きになるのに対し、2位通過の場合はヒューストン→ニューヨーク→マイアミ→アトランタと南北に大きく揺れる移動になります。
| ラウンド | 1位通過の会場 | 2位通過の会場 |
|---|---|---|
| ラウンド32 | モンテレイ(メキシコ) | ヒューストン(アメリカ) |
| ラウンド16 | ヒューストン(アメリカ) | ニューヨーク/NJ(アメリカ) |
| 準々決勝 | ボストン(アメリカ) | マイアミ(アメリカ) |
| 準決勝 | ダラス(アメリカ) | アトランタ(アメリカ) |
| 決勝 | ニューヨーク/NJ | ニューヨーク/NJ |
| 総移動距離(目安) | 約6,500km | 約10,200km |
あるW杯観戦ガイドブログは「1位通過は西部滞在が長く観戦効率良し、2位通過は東部・南部を回る全米横断コースになる」と指摘しています。現地観戦を予定しているサポーターにとっても、1位通過の方が航空費・ホテル代ともに安く済む可能性が高く、予算面でも圧倒的に有利です。
■ キックオフ問題:早朝vs深夜
技術面・移動面に加えて、キックオフ時刻の問題も大きな論点になっています。
| 通過順位 | キックオフ(日本時間) | 曜日・時間帯 | 視聴難易度 |
|---|---|---|---|
| 1位通過 | 6月30日(月)10:00 | 月曜朝〜昼前 | 有給・テレワークで対応可 |
| 2位通過 | 6月30日(月)2:00 | 月曜深夜(日曜日付変わり後) | 翌朝の仕事・学校がきつい |
日刊スポーツの記事によると、X(旧Twitter)では「なにがなんでも1位通過してくれ」「深夜2時はきつい」という声が多数上がっています。学生や会社員など翌朝に予定がある人にとっては1位通過の10時キックオフの方が圧倒的に観やすいです。「戦略よりも観戦のために1位通過を」という声も少なくありません。
■ 専門家の結論:「2位以上で通過することが大前提」
稲本氏・闘莉王氏・各サッカーライターが口を揃えるのは「1位か2位かの前に、まず3位通過だけは避けたい」という点です。3位通過の場合はFIFAランキング2位で優勝候補筆頭のフランスと当たる可能性が最も高く(約83.6%)、「最も避けたいシナリオ」という評価が大勢を占めています。さらに移動面でも3位通過は会場が確定せず、直前まで旅程を組めない現地サポーターにとっても最悪のパターンです。
1位か2位かについては意見が割れますが、まとめると以下のような構図になります。
| 意見 | 1位通過(vsモロッコ) | 2位通過(vsブラジル) |
|---|---|---|
| 賛成派の論拠 | ブラジルの方が分析できる・モロッコはデータなし | ブラジルには昨年勝った・経験値がある |
| 反対派の懸念 | モロッコの守備組織は世界屈指・対戦データなし | ブラジルは格が違う・FIFAランキング5位 |
| キックオフ | 10時(観やすい) | 深夜2時(観づらい) |
| 移動距離(以降全体) | 約6,500km(効率良い) | 約10,200km(全米横断) |
| 専門家の評価 | 闘莉王氏など「こちらの方が勝てる」派 | 稲本氏など「経験値でブラジルの方が戦いやすい」派 |



結論として「どちらが正解かは実際に戦ってみないとわからない」というのが正直なところ。ただし「3位通過だけは避けたい」という点では全員が一致しています。移動面・観戦面・対戦相手の難度、あらゆる点で1位通過が最もメリットが多いと言えるでしょう。スウェーデン戦での勝利が最低限のラインと思ってもいいです。
最新の確定情報はFIFA・JFA公式サイトでご確認ください。また木曜のグループCの試合終了後に更新したいと思っています。

















