シルバーカーを用意したいとき、購入代を台東区が補助してくれるのか気になります。年齢だけで使える制度なのか、先に店で買ってよいのかも迷うところです。
『タイトウタイムズ』のエリア担当ライター、ハルです。わたしは今回、支払う金額より先に、どこで申し込んで品物を受け取るのかを区の資料で確かめました。
台東区にはシルバーカーを給付する制度があります。対象となる方、本人負担、窓口での見本確認、申請後の受け取りまで、2026年10月9日時点の案内をたどります。
台東区はシルバーカーを給付する制度
台東区の「高齢者自立支援用具(福祉用具)給付」は、生活に必要な用具を支給する制度です。シルバーカーも対象品目に含まれます。区の窓口で申請して用具を受け取るという順番が出発点。購入する前に、この制度名で相談できます。
公式案内を読んで、わたしが最初に確かめ直したのは「購入補助」ではなく「給付」という言葉でした。お店で先に買うつもりだった方ほど、申し込み方を確かめておきたいですね。
対象は在宅で暮らす六十五歳以上の方
対象は台東区に住所があり、在宅で生活する65歳以上の方です。さらに、歩行や排泄、入浴などの日常生活に困難があることが条件になります。年齢だけで全員に配られる用具ではないということ。本人の生活状況を伝えて申請します。
入院中の方、特別養護老人ホーム・介護老人保健施設・介護医療院への入所者は対象外です。ほかの住まい方で利用できるか迷う場合は、現在の生活場所を窓口に伝えると相談できます。
- 台東区に住所がある65歳以上の方
- 在宅で生活し、日常生活に困難がある方
- 入院・対象施設への入所中は対象外
三種類の本人負担は各千九百八十円
区が案内するシルバーカーはA・B・Cの3種類です。商品・本人負担金一覧では、いずれも1,980円と記載。制度全体では原則約1割負担ですが、申請する品物の金額はこの一覧で確かめる形です。
掲載品はAがノーブル、Bがシプール、Cがリズムです。価格だけでは違いを選びにくいですよね。型番と色も指定されているため、店頭で見つけた同名商品をそのまま申し込む話ではありません。
- A・ノーブル
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マキテックのENB-011G(緑チェック)で、本人負担は1,980円です。
- B・シプール
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幸和製作所のSICP02(チェックブラック)で、本人負担は1,980円です。
- C・リズム
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島製作所のRWC(ブルー)で、本人負担は1,980円です。



申請窓口の見本で使いやすさを確かめる
シルバーカーの見本品は区役所の高齢福祉課と各地域包括支援センターにあります。区のチラシも、申請前に見本を確認するよう案内。わたしなら、行きやすい窓口に見本を見たいと伝えてから出かけます。
写真だけで決めたくなる場面でも、握りやすさや押しやすさは本人に確かめてほしいところ。見本を見に行くのが難しい場合の相談方法は、窓口へ尋ねられます。
ハル申請前に見本を触れるのは助かりますね
申請には介護保険証などの本人確認書類
申請は、対象者の本人確認ができる介護保険証などを持って窓口で行います。区の案内には、通販の注文や購入済みの領収書を提出する手順の記載はありません。利用を考えている段階で相談し、給付の手続きへ進む流れ。
家族などが代わりに申請する場合の必要書類や、郵送で申請できるかは今回の資料では確認できませんでした。本人が行けない事情を先に伝えれば、持ち物の行き違いを避けやすいですね。
区役所か地域包括支援センターで、本人に合う用具と対象条件を相談します。
介護保険証など、対象者を確認できる書類を申請窓口へ持参します。
委託業者による配送となるため、受け取りについて申請時に確かめます。
区役所と地域包括支援センターで受付
区役所の受付は高齢福祉課総合相談・給付担当、2階5番窓口です。住所は東上野4丁目5番6号。チラシの受付時間は平日8時30分から17時15分、水曜のみ19時までで、祝日・休日・年末年始を除きます。問合せは03-5246-1224です。
各地域包括支援センターは月曜から土曜の9時から17時までで、祝日・休日・年末年始は休みです。近いセンターでも申請・相談を受け付け、内容により担当区域の窓口へ案内されます。
用具は区内へ配送され返品交換は不可
申請した用具は委託業者が配送し、配送先は区内に限られます。受け取りは窓口ではなく、区内への配送。一度給付された用具は返品・交換できないため、見本を見る時間も予定に入れておきたいところです。
配送までの日数や希望日の指定方法は、公表資料では確かめられませんでした。退院後など使い始めたい日がある方は、申請時にその予定を伝え、受け取りまでの見通しを相談できます。
五年間に一台でも自動で交換はできない
シルバーカーの給付限度は、3種類のうち5年間に1台です。A・B・Cをそれぞれ1台ずつ受け取れる意味ではないのですね。5年を過ぎても、以前の用具を使える間は次の申請ができない仕組みです。
区の案内では、壊れるなどして使えなくなってから再申請します。紛失や破損だけで期間内に再給付されるわけでもないため、前回受け取った時期が分からない方は窓口で相談するのがよさそうです。
介護保険の用具とは品目を分けて相談
区の給付一覧で介護保険認定者を対象外としているのは、印の付いた腰掛便座や一部の入浴補助用具です。シルバーカーにはその印はなし。そのため、要介護認定がある方も、シルバーカーの利用条件を窓口で相談できます。
介護保険認定者への制限は、給付制度全体ではなく該当品目についての案内です。ほかの用具も一緒に必要な方は、シルバーカーと品目を分けて相談すると話しやすいですね。
外へ出る支度を急いで決めなくて大丈夫
シルバーカーを探すときは、本人の歩き方に合うかと、給付を利用できるかを一緒に相談できます。迷っている段階で話せる窓口があるなら、商品名だけで決める必要はありません。
今回、わたしは金額の一覧と同じくらい、近い地域包括支援センターでも相談できる案内が気になりました。一人で資料を見ているときも、地域包括支援センターで相談できれば心強いですよね。迷いも払拭されそうです。
今日できる小さな準備は、歩くときに困っている場面を一つ、紙に残すことです。買い物の帰り道など、いつもの外出で思い当たることで十分。そのメモから本人の希望を話せる時間になったら、わたしもうれしいです。みなさんの無理のないところから始めてみてくださいね。













