「バルシューレ」という習い事を見かけても、名前だけでは何をするのかさっぱり分かりません。サッカー教室でも体操教室でもなく、いろいろなボールを使って遊びながら、運動の土台を作っていくドイツ生まれのプログラムです。
タイトウタイムズのナッシーです。東京の教室を調べてみると、意外にも台東区根岸に「ストーリーズバルシューレ日暮里校」があります。運動系の習い事を探している家庭には、サッカーや水泳とは少し違う選択肢になりそうです。
バルシューレって何?ドイツ生まれの「ボールの学校」
「Ballschule」はドイツ語で、英語にすると「Ball school」、つまりボールの学校という意味です。1998年にドイツ・ハイデルベルク大学スポーツ科学研究所のクラウス・ロート教授が始めました。
特徴は、一つの競技を上手にするための教室ではないこと。サッカー、野球、バスケットボールなどへ早くから絞らず、ボールを投げる、捕る、蹴る、転がす、道具で扱うといった幅広い経験をします。
サッカー教室との違いは「サッカーを教えない」こと
サッカー教室ならドリブルやパス、シュートを練習します。野球なら投げ方や捕り方、バットの振り方があります。一方のバルシューレは、特定競技のフォームや技術習得を第一目的にしていません。
公式サイトでも、指導者はゲーム中に技術的な指示や修正をほとんど行わないと説明しています。まずやってみて、うまくいかなければ自分で方法を変える。この「習う前にやってみる」がバルシューレの考え方です。
実際には何をする?プログラムは148種類
バルシューレ東京では148種類のボール運動プログラムを用意し、1回の教室で4~5種類を行います。ボールだけでなく、風船やスカーフ、スティックなどを使うメニューもあります。
たとえば的を狙う、飛んできた物をキャッチする、相手や味方の位置を見ながら動くなど、内容はかなり多彩です。同じ競技の同じ動きを繰り返すより、「今日は何をするんだろう」という遊びに近い形になっています。
何歳から?中心になるのは幼児から小学生
バルシューレ東京は基本的な対象年齢を3~12歳としています。FAQでは教室によって2歳頃から参加できる場合もあるため、実際の対象学年は各教室ごとに違います。
まだ「サッカーがやりたい」「野球がやりたい」と決まっていない幼児期に、まずいろいろな動きを経験する。その後、興味を持った競技へ進むという使い方ができるのが、この習い事の分かりやすいところです。
運動が苦手でも大丈夫?むしろ入口として考えられている
スポーツ系の習い事というと、「周りについていけるかな」が気になります。バルシューレ公式では、運動経験がまったくない子や、初めての習い事として参加する子も多いと説明しています。
できる子と同じフォームを求めるより、それぞれがゲームの中で方法を考えるのが基本です。運動が苦手だから上手な子と比べられて嫌になる、というタイプの子には一度試してみる価値がありそうです。
何のスポーツをやらせるか決まっていない時の「その前の習い事」と考えると分かりやすいですね
台東区にあるのは「日暮里校」なのに住所は根岸
2026年10月21日時点のバルシューレ東京公式教室一覧で、台東区の教室として掲載されているのが「ストーリーズバルシューレ日暮里校」です。名前は日暮里ですが、住所は荒川区ではなく台東区根岸2丁目17-1です。
会場はスタジオよもだB3スタジオ。公式ページでは毎週木曜日17時05分~17時55分、年少~小学2年生を対象としたクラスが掲載されています。月謝は税込7,700円です。
以前の案内には複数クラスが掲載されていましたが、現行ページでは1クラスになっています。習い事の曜日や対象学年は変わることがあるので、この部分は古い紹介記事より公式ページを基準にした方がよさそうです。
浅草ROXにもバルシューレの案内は残っている
台東区でもう一つ気になるのが浅草ROXです。浅草ROXのキッズスクール案内には、ROX・3Gの5階で行う「バルシューレ ボール遊び教室」が掲載されています。
そこでは3~10歳が対象で、月曜日15時から6歳以下、16時から10歳以下と案内されています。ただし、2026年10月21日時点のバルシューレ東京の現行教室一覧には「浅草ROX校」が表示されていません。
施設側とバルシューレ側で掲載状況が一致していないため、浅草ROXを希望する場合は「今もバルシューレを開講しているか」をROX・3Gへ直接確認してから申し込むのが確実です。
御徒町校もネットに出てくるけれど、今は少し注意
検索すると「ストーリーズバルシューレ御徒町校」も出てきます。過去の公式ページでは台東4丁目のスタジオで毎週水曜日に開催する教室として掲載されていました。
ただし、現在のバルシューレ東京の教室一覧で台東区に表示されるのは日暮里校のみです。古い教室ページが検索結果に残ることはあるので、御徒町校を現在も通える教室としては今回は紹介しません。
月謝だけで決めるより、まず体験した方が分かりやすい
バルシューレ東京は各教室で体験レッスンを行っています。日暮里校は公式ページに予約フォームがあり、運動しやすい服装、水筒、汗拭きタオル、上履きを持参するよう案内されています。
この習い事は、説明だけを読んでもサッカーや水泳ほどイメージしやすくありません。子どもが自由に動く時間が多いので、体験した時に楽しそうに参加できるかを見る方が判断しやすいでしょう。
「何が上達したか」が見えにくい習い事でもある
サッカーならリフティングができた、水泳なら25m泳げた、と上達が分かりやすいですよね。バルシューレは特定競技の級や技を取ることが目的ではないため、成果が数字として見えにくい面があります。
その代わり、ボールへの反応、体の使い方、周囲を見る力、自分で方法を考えることなどを幅広く経験します。「目に見える技術を早く身につけたい」のか、「まず運動の土台を広げたい」のかで向き不向きは変わります。
将来サッカーをやる子にも無駄にはならない?
バルシューレでは投げる、蹴る、捕る、打つといった特定競技をまたぐ動きを経験します。公式側は、早い段階から一つのスポーツだけに絞るのではなく、多様な運動経験を積む「早期多様化」を重視しています。
そのため、あとからサッカー、バスケットボール、テニスなどへ進むことも想定されています。ただし「バルシューレへ通えば将来スポーツが上手になる」と保証するものではなく、あくまで幅広い運動経験を作るプログラムです。
台東区なら、まず根岸の日暮里校から見てみる
名前だけではかなり分かりにくいバルシューレですが、調べてみると「特定の競技を始める前に、遊びながらいろいろな動きを経験する教室」と考えると分かりやすくなります。
そして台東区には、2026年10月21日時点で公式教室一覧に載っているストーリーズバルシューレ日暮里校があります。年少~小学2年生で運動系の習い事を探しているなら、選択肢の一つになります。
サッカーにするか、野球にするか、まだ本人も分からない。そんな時期なら、最初から競技を決めずにボールで遊んでみる。バルシューレは、そういう始め方ができる習い事です。












