地震への備えで感震ブレーカーが気になっても、自宅が無料配布の対象なのか、賃貸でも申し込めるのかは意外と分かりにくいものです。台東区では、対象地域の世帯へ二つのタイプを無償で配布しています。
地域情報メディア『タイトウタイムズ』のエリア担当ライター、ハルです。わたしならこうした制度を見るとき、最初に自宅の住所が対象か、そのあとに取り付けられる機器なのかを見ます。
今回は台東区の感震ブレーカーについて、対象地域、賃貸住宅での扱い、二つの製品の違い、申請方法、受け取ったあとの注意まで順に紹介します。
台東区で感震ブレーカーを無料配布中
台東区では、地震による電気火災を防ぐため、コンセントタイプと簡易タイプの感震ブレーカーを無償で配布しています。区の案内は2026年8月19日に更新されています。
感震ブレーカーは、強い揺れを感知したときに電気を自動で止める器具です。停電後に電気が戻った際に発生する通電火災への備えとして使われます。
ハル無料でも、住所と設置場所は見ておきたいですね


配布対象は台東区内の五つの地域
対象になっているのは台東区全域ではありません。延焼火災の危険性が著しく高い地域として、根岸、谷中、東浅草、日本堤、橋場の一部が指定されています。
- 根岸3・4・5丁目
- 谷中2・3・5丁目
- 東浅草2丁目
- 日本堤1・2丁目
- 橋場2丁目
町名だけでなく丁目まで対象が決まっているため、根岸や谷中に住んでいても全域が対象になるわけではありません。まずは自宅の住所を丁目まで見てみるのがよさそうです。
賃貸住宅でも対象地域なら申し込める
対象地域に住民登録があり、配布を希望する世帯なら、賃貸住宅でも申し込めます。ただし、配布されるのは個人の住宅に限られ、事業所などは申請できません。
各世帯の申請は一回で、配布は一個までです。以前に感震ブレーカーの配布を受けた人は対象外なので、家族が過去に申し込んでいなかったかも見ておきたいですね。
無料配布は二つのタイプから選べる
配布されるのは、コンセントタイプの「ZEN断」と、簡易タイプの「YAMORI」です。どちらも工事は不要ですが、取り付ける場所もブレーカーを落とす仕組みも異なります。
- ZEN断
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アース付きコンセントへ差し込み、揺れを感知すると分電盤へ電気信号を送り、ブレーカーを落とします。
- YAMORI
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分電盤へテープで貼り付け、揺れで器具が動くとバネの力でブレーカーのスイッチを落とします。


自宅の設備に合うタイプを見分ける
ZEN断を使うには、既存のアース付きコンセントが必要です。YAMORIは分電盤へ取り付けるため、周囲に縦10センチメートル、横7センチメートル以上の場所が必要になります。
どちらを取り付けられる住宅なのかを申請前に見ることが大切です。コンセントと分電盤なら自宅ですぐ見られるので、申し込む前に一度のぞいておきたいところです。
設置は受け取った人が自分で行う
器具を受け取ったあとの設置は、自分で行います。台東区も、機器の特性を理解したうえで、正しく設置して管理できる人へ配布するとしています。
受け取れば区が取り付けてくれる制度ではありません。分電盤の形などによっては設置できないこともあるため、自宅の設備を先に見ておく必要があります。
申請は区役所窓口のほか郵送とFAX
申請書に必要事項を書き、台東区役所10階1番窓口の危機・災害対策課へ提出します。窓口へ持っていくほか、郵送とFAXでも受け付けています。
機器の受け取りは原則として危機・災害対策課です。受け取りに行くのが難しい場合は同課へ相談できます。平日に区役所へ行きにくい人なら、ここも気になるところですね。
自宅の町名と丁目が配布対象地域に入っているかを見ます。
分電盤とアース付きコンセントを見て、自宅で使える製品を考えます。
必要事項を記入し、危機・災害対策課へ窓口、郵送、FAXのいずれかで提出します。
設置できない場合は助成制度も選べる
分電盤の種類などで配布される器具を設置できない場合、台東区には感震ブレーカーの設置費用を助成する制度もあります。分電盤タイプなどを取り付ける場合に利用できる制度です。
無料配布と助成では、対象になる製品や手続きが違います。配布品が自宅では使えないと分かったときは、危機・災害対策課へ相談してみるのも一つです。
今週末に分電盤とコンセントを見てみる
対象地域に住んでいる人なら、今週末に自宅の分電盤とコンセントを一度見てみるのもよさそうです。町名と丁目、分電盤まわりの広さ、アース付きコンセントの有無が分かれば十分です。
わたしなら、分電盤を開けたついでにスマートフォンで写真を一枚撮っておきます。あとで見返せますし、自宅に合う機器を考えるときにも使えます。
対象になるか分からないときは、危機・災害対策課へ住所と住宅の状況を伝えて聞くこともできます。まずは自宅の設備を見て、無料配布を利用できそうか確かめるところから始めてみてください。













